言葉に対して思うこと
聞こえてくる言葉は、「ある」。
聞こえてこない言葉は、「ない」。
「ある」ものに注意が向く。
「ない」ものには、気付きにくい。
「ある」もので、世界は構成されているように思える。
実際には、自分が知覚していないもの(自分にとっては「ない」もの)で、自分は囲まれている。
聞こえてくる言葉ばかりに、耳を澄ませていてはいけない。
耳には入ってこない言葉がある。
相手の心にしまわれて、外に発されていない言葉がある。
相手の心は何かを感じていながらも、心の中で言葉にならない思いを抱えていることもある。
言葉にあまり、とらわれないことだ。