漫画のように
こけました。
足と腕をすりむきました。
こける態勢に入ってから、地面に倒れて、起き上がるまでの瞬間に、すごいスローモーションで、時が流れていくのを感じました。
これが、アインシュタインの言う相対性理論か!と思いました(そうなんでしょうか?)。
また、足が宙に浮いていたのでパンツも丸見えだったと思いますが、足と空とビルが見えたその瞬間を、絵のように覚えています。
なかなかこの角度から何かを見ることはないですし、すごく新鮮な光景でした。
インパクトが強くて、写真のように記憶に残っています。
水色の晴れた空に木にビルに、私の足が見えました。
それに、さすが東京。
誰も私には気を止めていないような感じに見えました。
なので、私も、何事もなかったかのように立ち上がることができました。
あまり恥ずかしいとも思いませんでした。
しゃがんで靴紐を結んだり、
立ち止まって水を飲んだりする行為と同じくらいに、
自然な行為をしたまでだ、という気持ちになりました。
靴紐がほどけていたら、しゃがんで結ぶ。
喉が乾いたら、立ち止まって水を飲む。
転んだら、立ち上がって歩き出す。
とにかく、大事に至らなくてよかったです。
焦らなくて済むように、ゆっくりマイペースにいきましょう。